春闘の時期になってきますが、私の会社では近年あまり盛り上がってません。というのは春闘をやらなくて良いほど裕福になったのではなく、やってもだめだというあきらめムードがあるからです。
資本主義も成熟段階に達し、生産力の発展につれ、市場と供給の矛盾が一段と激しさを増し、資本から言えば相対的生産過剰感の中で労働者の貧困化は日増しに強まっています。
会社では非情なリストラや首切りが行なわれ、就職するにしても就職できない状態で学校出てもろくに就職がありません。また能力給の導入により、労働者同士が競争させられています。労働者は確実に疲弊しきっています。この状況はますます広がり、老後も不安な状態です。今をしのげば今後よくなると言う保証もありません。まさに資本主義経済システムは労働者にあらゆる弊害をもたらしています。そして、この状況を打破するのは労働者しかいないでしょう。
こういった中、無党派層が増えているのは、共産党を含めた既存の政党がこのように至っている状況を科学的に解明できず、小手先のごまかしに奔走しているからでしょう。今欧米では国境を超え20代30代の若者が労働運動に参加しています。またフィリピンや韓国でも労働者の運動は高揚しています。(参照http://www.interq.or.jp/red/rodo/)
資本主義の危機は労働者にとってチャンスだと思います。「さざ波通信」の編集部の方頑張ってください。政治闘争と身近な経済闘争この両輪で頑張って行きましょう。