ハワイでのアメリカ原子力潜水艦の暴虐に対して断固抗議する。アメリカ軍はいまだに言を左右にして自らの責任について正式な発表をしないままである。巨大な原子力潜水艦が、その航行・浮上に対してなすすべを持たない漁船、あまつさえ水産高校の練習船に衝突し、沈没させ、多数の「行方不明者」を出すに到った自体について、どう認識しているのか。
ここで思い起こされるのは、在沖縄海兵隊調整官のメール問題である。「バカで腰抜」の日本人に対し、平謝りのポーズを見せたものの、ほとんど無視されたあの調整官の心中は、「猿どもにへいつくばらされた」「正義のアメリカ軍人の誇りを傷つけられた」「ちくしょう、くそ」というものであっただろう。アメリカ軍人というものはそういう発想をするものである。占領軍の司令官なるものが、その占領地に対してどういう認識を持っているかなど、少しでも想像力のある人間なら自明のことだ。
練習船の船内には、逃げ遅れた高校生たちが救助を待っているであろう。アメリカ軍と政府は、その責任をもって、練習船のサルページを行ない、最後の1名が発見されるまで、救助作業に責任をもつべきである。
付け加えておけば、ゴルフをやっていた総理大臣、自分の大臣就任祝賀会でへらへらしていた官房長官、ニュース速報で事態を知った外務大臣、みんな「バカで腰抜」の日本人をよく表している。
おれはゆるさんよ。