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一般投稿欄

サンダーバードさんありがとう

2001/3/29 マスゲーム白井、40代、生協職員

 「分派組織はなぜ生まれるか」と題した御投稿を読みました。私はU派については全然知らないのだけど、サンダーバードさんの定式化にはなるほどと得心しました。
 私は、生協や労働者協同組合などの「民主経営」における共産党員幹部がなぜ一種の「分派」を作るのか? なぜ党中央はそれを潰さないばかりか庇護する傾向があるのか? なぜ彼らの数々の不法行為や労働者いじめは党によって摘出されないのか?といったことを以前から疑問に感じて、独自に考えていましたが;

党員同士の裁判にしても、党員同志の人事権争いにしても、結局、共産党を利益団体として利用するとこから生れるのである。つまり、党内の様々な傾向・分派が生れる背景として、多様な階層に規定された諸個人が共産党の利益配分をめぐって争うことから生れるといえる。

 というあなたの定義で、完全に了解しました。あなたと私は別々の方向から、同じ問題を考えていたのですね。
 協同組合は、数ある「民主団体」のなかでも事業規模が大きく「利益配分」争いは熾烈です。現在の不況下ではその分、労働者をなりふり構わずいじめてでも俸禄と特権を維持し、保身を図る共産党員役員も多くなっています。
 当の彼らを結果的には守る共産党中央。常連投稿者・前衛氏が何度か触れておられた荒堀広講演では「党は、大衆団体幹部にはもう介入しないから自由にやって良し」となったとのことです。大衆団体の路線が自由な事は太古の昔から当然の事であって、むしろ今更宮本時代の無茶な介入をなし崩す手法に呆れるばかりですが、一方でこれは、団体幹部党員の不法行為があっても、党は被害者からの訴願にはもう対応しないという意味なんですね。
 この点では、文鳥さんや辛酸さん、また私も制作協力し当サイト「伝言板」で告知されていた「労協連鹿児島事件」当事者や、さらに「大阪いずみ市民生協事件」当事者各氏らがめんめんと訴えていることをも、党は無視するということに直結する。
 こうした事件を抱えたまま、きれいな力がなんとやら言ってもだめだこりゃ。思うに、さざ波編集部は99年春の一斉地方選挙後半戦で、共産党ブームのかげりをいち早く指摘していた。また私は昨春の鹿児島市議選での共産党の失敗(議席半減)を投稿したのがさざ波との縁であった。
 政策のわかりにくさ、社会主義社会展望の曖昧化、それらと共に、党内ロビイストの悪行に甘く「個人」に不必要に厳しい体質.......これらは一体となって、この夏の選挙を直撃するであろう。既に3月25日の各種選挙では「現有7減」という結果が出た。