takeichiさん、はじめまして。
あなたの投稿をみて、「本当に新社会党なの? どうみても社民党右派か共産党じゃん」と思いました。
私は参院選で、比例は新社会党に投票します(選挙区は新社会党が立候補しない)が、あなたのような人が新社会党に多くいるとすれば、かなり心配です。
あなたの主張は、「さざ波」編集部が既に充分に批判しつくしている(不破/志位指導部への批判という形で)し、また新社会党も民主党/自由党を中心とする連合政権が自民党よりましではないことを解明しています。
しかし、一方で、もう3月だというのに革新共闘や革新が野党共闘の中に入っていく気配や、それを求める世論も強くなっているように思えません。焦っています。現在の日本の経済・社会・政治の危機が国民を直撃している状況の中で参院選の結果がどのようなものになるのかが極めて重要な意味を持つものであるということはかなり共通の認識となっているのではないでしょうか。それなのになぜ?
この掲示板にも少なくない関連投稿がありました。「さざ波通信」編集局が参院選についてそろそろ発言してもよいころではないでしょうか? 「さざ波通信」の意味がそこにあるのではないでしょうか? 現在、もっとも重要な政治テーマではないでしょうか?
誤解を恐れずに言えば、現在の不況や自公保政治に直撃されている人ほど切実に自公保政権打倒や野党共闘を求めているように感じます。この掲示板で職業を記入してみえる方を取り出して職業別に意見の傾向を分析してみてもそのような気がします。
失礼ながら、それは、「小ブルジョアの焦り」にすぎないと思います。現在の階級闘争の力関係からすれば、現在出来ることは、小さくても抵抗の陣地を形成/強化することであり、政権交代ではありません。
「現在の不況や自公保政治に直撃されている人ほど切実に自公保政権打倒や野党共闘を求めている」とおっしゃいますが、では自公保政権に代わるものは何でしょうか。民主/自由を中心としたブルジョア反動政権だけでしょう。それで何が変わるのでしょうか? 自公保反動政権と民主/自由反動政権の違いは、せいぜい「バラマキか財政再建か」位しかないし、財政再建にしても、ブルジョアジーの利益を侵害しない以上は、プロレタリア人民に負担を転嫁するしかないのです。そのような政権を支持することは、ブルジョアジーを助け、プロレタリアートを武装解除するだけです。
多くの国民は森自公保政権に反対しています。それなのに国会の中の論理だけで自公保は森政権を信任し、国民そっちのけで密室の暗闘を繰り返しています。しかし、森自公保政権に反対する多くの国民の声に耳を傾けないなら、革新政党野党も内輪の政治を行っていると糾弾されるべきではないでしょうか。自公保政治への拒否という国民多数の願いに応えるべきではないでしょうか。
「国民多数の願い」がいつも正しいなら、社会主義政党はいらないと思います。社会主義運動の後退によって、「国民多数」がブルジョア野党に誤った期待を抱いているのは事実かもしれません。しかしそのような遅れた大衆の誤った期待に追随してブルジョア野党と共同すれば、待っているのはかつての社会党の道だけです。あなたは40代だそうですが、細川/村山政権の教訓をもう忘れてしまったのですか。
新社会党は、社民党や共産党に対して、憲法改悪阻止/増税阻止/間接税廃止/軍拡阻止/盗聴法などの警察国家化阻止/部落解放基本法制定/朝鮮との国交正常化と反安保/天皇制打倒などの統一戦線を呼び掛けるべきだと思います。自公保と民主/自由の両者に断固対決することが、その基本にならなければなりません。