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天皇制 について

2001/3/30 待子、60代以上

 千代田区に住んでいらっしゃる天皇については、目下のところ私は非常に無関心である。しいて言えば、私は、天皇家に生まれあわせなくて、幸いだったと思っている。子供のころには、緋のはかまを穿かれた皇女様方の写真を見て、随分うらやましく思ったことを記憶している。でも、今は貧しくとも、自由な生活のできる自分のほうがずーと幸せだと思っている。
 問題は、党組織の要所、要所にいる天皇たちである。現状はよくわからないが、以前には、この天皇たちに泣かされ、苦しめられ、さんざんな目にあった。
 天皇制廃止をいうなら、党内の天皇をまず廃止するのが、先決だと思う。
 辛酸さんも、文鳥さんも、結局この党内天皇にいじめられたと言う事なのではないでしょうか。
 彼らは、綱領も規約も無視して、ひたすら上部の指示に忠実で、自分では、とても原則的な党員だとおもいこんでいるが、気分屋である。規約的には、彼らは結構無原則な活動スタイルなので、槍玉にあげられるのは、たいていまじめな原則的党員である。
 なぜこういう天皇が出現するかというと、党が上意下達で上から思想が統一されていたので、もっとも視野が狭く、宗教的党員が天皇になってしまう。
 天皇のいない組織に配属された人は幸せであるが、天皇の数が多いから、いずれは、どこかで出会ってしまう。辛酸さんが言われるように、天皇たちの思想は、旧軍隊意識が多い、天皇を取り巻く取り巻きも昔の軍国少年である。
 さすがの天皇たちも、今は70台後半になった。彼等天皇たちが日本の民主主義に役立ったかどうかは解らないが、今までの日本共産党を維持してくるのには多いに役だってきたと思う。
 党内の天皇制を廃止し民主的施策を講じないと、若い党員の成長は望めないだろう。だが、私は彼等天皇を憎んではいない。党風が違っていたら、彼等もっと人間らしく生きてこれたであろうと過去を悲しんでいるだけだ。これからに期待したい。