日本丸さんは、平等ということをおっしゃるけど、何が平等かは難しい問題だと思います。
社会主義と言っても旧ソヴィエット、北朝鮮、中国のような社会主義を現在の日本共産党は目指していないことを先ず認めていただけませんか。
釈迦に説法で笑われるかもしれませんが、マルクス主義の史的唯物論では、社会の発展段階は生産力の変化によって起きると言われています。
1. 原始共産主義社会(母系制)
2. 奴隷制社会(部族間闘争などで負けたものを奴隷にする)
3. 封建制社会(農地を基本として、領主がおさめる。)
4. 資本主義社会(お金が基本)
5. 社会主義社会(私が思うには、多分愛が基本かな)
6. 共産主義社会
この発展段階の中で、現在は、4番目の資本主義社会です。
ソヴィエットや、中国、北朝鮮は、4の資本主義社会を飛び越して、3から5へ飛んでしまいました。それは、レーニンが二段階革命をやったからです。
レーニンの二段階革命の成果はそれなりにあり、資本主義社会に暮らす我々にも少なからず恩恵はありました。が、資本主義を通過しなかった悪弊が出てきて、今、ロシアなどは資本主義をやりなおしています。
そういう誤った社会主義であったために、不平等が生じていると思います。これから、日本などの資本主義国がめざす社会主義は、国民の意思(選挙)によって作られるのだから、もっと理想に近いものになる筈です。
現在のようにかっての社会主義の影響が薄れて、資本主義本来の弱肉強食の時代が、ずーと続いてもいいですか。
一握りの大金持ちが、もっともっと儲けるために、世界中の富を集めて、多くの若者が結婚も出来ない子供も生めない。過労死はする。下手をするとホームレスにもなりかねない。こんなひどい社会、つづいてもいいですか。
早く、何とか、皆の力でいい世の中をつくりましょう。
日本共産党もソビエットの社会主義を真似ようとしていた時期もありました。でも、今は完全に違います。民主主義の党です。仮にそうでないところがあったとしても、私たちの力でなおしましょう。
私のような年よりよりも、若い人のほうが世の中の矛盾を肌で感じていらっしゃるかも知れません。私は、若い人からいろいろ学びたいです。