私も共産党は解党あるいは改党したほうがよいと思います。
その点については、赤い十字架様の御主張に異論はありません。
そもそも、私の立場は、単純明快です。
私にとっての最善の理想は、共産党も社民党も新社会党もいったん解党したうえで、対等に合併して、小選挙区でも自民党などと互角に戦えるような強大な革新政党をつくって「保革二大政党制」を確立し、ひいては欧米諸国にみられるような「政権交代のある民主主義」を実現することです。
しかし、赤い十字架様やtakeichi様の文章を読んで、今のままでの共産党では、他の政党と対等合併して、ひとつの強大な政党をつくるという発想には現実性がないと感じるようになりました。
そこで、皆様のご見解を踏まえた上での次善の理想として、まず共産党は「改党」すべきであるという立場に改めました。すなわち、共産党は党名も綱領も変更し、かつ民主集中制も廃止して、名実ともに、欧州型社会民主主義政党に生まれ変わるべきだという立場です。共産党が共産党でなくなれば、他の革新勢力、そして中道勢力と選挙連合を形成することが可能になります。すなわち、「日本版オリーブの木」とでも呼称すべき選挙連合を形成することが可能になります。そして、その上で統一首班候補を擁立することによって、強大な保守勢力と互角に政権を争えるような体制を構築することができれば、日本の政治は大きく変わります。
イタリアの旧共産党は冷戦終結後、「政権を担えるような左翼政党をイタリアにつくる必要がある。ついてはイタリア共産党という名前は捨ててもいい。他の政党と合流して政権を担えるような左翼政党をこのイタリアにつくろう」という発想で、左翼民主党になりました。(「『オリーブの木』政権戦略」後房雄著より)
日本共産党も見習ってほしいものです。