3月31日のトピックスには、30日に不破氏が料亭で野党間の会合をしたと書いてある。しかし、私がニュースで見たのは料亭ではなく豚カツ屋だった。
「さざ波通信」は今までにも「料亭」と何度も書いているが、共産党の議員が他党との会合のために料亭に行ったところを私自身はテレビのニュースでは見ていない。
料理屋という意味で「料亭」を使っているのかもしれないが、この言葉には「おもに日本料理を出す、座敷などのある高級な料理屋」という意味が一般的である。
これでは、「さざ波通信」が意図的に情報操作をしていると私は疑ってしまう。
それとも、「さざ波通信」編集部は共産党が他党との会合に参加すること自体を批判しているのだろうか?
あるいは、料理屋で会合することを批判しているのか?
であるならば、なぜ「料亭」と読者に誤解させるような単語をつかうのか?
「さざ波通信」の回答を求めたい。
<編集部コメント>
ご指摘ありがとうございます。しかしながら、いくつかの国語辞典で確認したところ、「料亭」は一般に「主に日本料理を出す料理屋」あるいは「構えの大きな料理屋」、「料理屋」という意味であり、英語で表現すると「レストラン」になります。つまり、屋台や「小料理屋」や大衆食堂ではなく、座敷のある、比較的きちんとした料理屋全般を指す言葉です。問題とされた投稿が取り上げた会合の舞台に関してですが、テレビで見たかぎりでは、仕切られた座敷の中で食事が行なわれており、そこから、大衆食堂のレベルではないと判断しました。
もちろん、「料亭」を「高級料理屋」という意味で使う場合も多く、そういう意味を与えている国語辞典も少なからずあります(『広辞苑』は両方の意味を併記)。その点で、誤解の余地のある言葉ではあります。今後はいっそう、言葉の使い方には慎重を期したいと思います。
しかし、いずれにせよ、これらの「会合」は、他党党首との公式会談でもなければ、単なる食事会でもありません。4野党議員幹部が定期的に会合して、政局について語りあう場であり、国会における野党の対応に影響を及ぼすものであるにもかかわらず、『しんぶん赤旗』や党員には報告されない非公式な折衝として扱われています。それは、これまで日本共産党が批判してきた「料亭政治」につながるものではないでしょうか?