まず、革命は、日本共産党が起こすわけではなく、党は革命を早める力を養う政党であることは、ご納得頂けたのかしら。そのためには、目下のところ、ルールある資本主義と言う命題と徹底した民主主義を進めるという二本柱が必要と考えます。
史的唯物論では、社会主義革命は生産力の増大が前提となっています。生産力が革命を起こすと言う事はマルクス主義のイロハであって、私のような無学なお婆さんが言わなくても、わかりきったことなのに、なぜか東大出の秀才が主張する<科学的社会主義>が根拠となって出来ている現在の綱領は、おかしいので、私はついて行けなくて離党しているわけです。
それを中央も認め始めて、無学なお婆さんでもついて行けるような綱領を考えてくれているようですが、ここ「さざ波」では、党の綱領の変更に反対している人が多かったので、私はこうして登場しているわけです。
レーニンの社会主義革命が誤っていたことは、浩ニさんが一番わかっていらっしゃるのではないのですか。だのになぜ、それを根拠として、私に質問をなさるのですか。それでは、同士うちではないですか。
バブルの最中には、多数の人がバブルだと気がつかなかったので。バブルになりました。それと同じように、レーニンの人工的社会主義革命にも、一定の成果があったので、評価されていたのですが、いまや人工的な鍍金が剥がれ落ちてしまいました。愛と民主主義に基づかない革命は、鍍金でしかないのです。
でも、これから起きる社会主義革命は、民主主義が起こすものです。民主主義=社会主義という構図だと思うのです。
資本主義的生産は公害を垂れ流し、不必要な競争によって難民を多数作り出しています。低開発国だけでなく、日本にもホームレスをはじめとする難民はいるわけです。他国の難民は支援するのに、自国の難民はほったらかしという今の政治は、全く、おかしいです。
資本主義的生産は、オゾン層をも破壊して地球は悲鳴を上げています。
必要なものの生産の第一に、私はオゾンを上げたいと思います。オゾン製造機を作って成層圏に持って行き、そこでオゾンの破れを繕う、マンガみたいな発想ですが、今の科学でやってやれないことではないと思います。マンガのような事を実現できるのが社会主義だと思います。
野村證券のリチャード・クーさんは、日本の経済回復のためには、ダムを作って、又つぶしてもいいから、公共投資をしろと主張しています。彼は、資本主義的には、日本の経済回復のシナリオ書きの第一人者だと思います。故小渕首相や堺屋太一さんは、その通り実行しました。
ダムを作って、又、つぶすよりは、オゾン製造機を作るほうが、将来に役立つと思います。私は、小渕さんより森さんの方が好きです。彼のIT推進構想によって、私は今、仕事を貰っています。現実的に、老人の失業救済が出来ています。もっとも、私に仕事がまわってきたのは、ITボランティアの先輩の努力のおかげですが。
人にも地球にも愛をもって、徹底した民主主義のもとで生産を調整するのが社会主義ではないでしょうか。
軽油で走るディーゼル・エンジンを無くすと、石原知事は公約しました。でも、まだ実現していません。ガイアックスというベンチャー企業は、アルコール燃料を売っています。だのに既成の大企業である石油資本と役人にいじめられて、普及がままならないそうです。そういうところをなおしてもらいたい。
ルール有る資本主義が現在の日本共産党の命題です。資本主義とは、本来ルールのないものです。それを民主主義によって、規制しルールを作って行く、必然的に社会主義に近づくのではないでしょうか。早く<科学的社会主義>なんていう訳のわからない事をいう人には、引っ込んでもらいたい。科学とは、皆の英知を集めることだと私は思います。誰か一人の頭でひねり出したものを科学として指導されてはたまりません。
森さんはえらい。森さんにならって、日本共産党も引っ込むべき人には、早くお引取りを願った方がいいと私は思います。