今回のマサコ妊娠報道と日本共産党をめぐる、大歩危さんの投稿を読みました。
私は、綱領に君主制の廃絶を明記する政党のコメントに対する批判として「さざ波通信」編集部の論評は至極当を得たものであると思います。
「この批判をする人はマスコミにマイクを向けられて何と答えるのを期待したのか伺いたい」とのことですが、「共産主義者・社会主義者の政党」を自認するのであれば、せめて次のように答えてもらいたいと「期待」します。
「とくにコメントすることはなく、その必要もないと考える…」
何かつっこまれたら、「わが党」は現行憲法を守り、いわゆる「改憲」には強く反対していること、同時に、あらゆる形態の身分制度に反対であり、人類史において、いずれはそれが消滅することを理想としていること…を堂々言ってほしいですね(個人的には、もはや共産党にそんな回答は「期待」してませんが)。
べつに、「天皇制に反対なので、大変残念です」などと答える必要はないでしょう。そもそも「後継者」は、幾重にも用意されており、「子どもができない」などという偶然性に「期待」して、天皇制の廃絶を狙うほど、愚かな政党はありません。
そうした点が「連立政権構想」の妨げになるのなら、それはそんなレベルまで「合意」を求める、「連立政権」に根本的な問題があるだけのことです。