私は日本共産党員であることを断った上でチベット独立運動、台湾独立運動、北朝鮮拉致日本人救出運動、在日朝鮮人反金正日運動に加わっている者です。さて貴君の提起の答えになるかどうか判りませんが、私の考えを述べます。日本共産党は、清国支配下の台湾を日清戦争の結果日本の植民地にした歴史的経過から、「台湾は中国の一部」という立場を取っています。しかし清朝以前は明確な独立国とまではいえなかったにせよ中国支配下にはなく、又戦後も(日本の撤退後)半世紀以上国民党支配下で事実上中国とは別国となってきた経過があります。しかも李登輝氏は、初めて直接普通選挙によって選ばれた総統だったのであります。又現在台湾は経済発展の結果、政治的にも複数政党制も実現しているのです。こうした経過を踏まえるなら、一党独裁で経済的にも遅れた中国に統合されることを、台湾住民が望んでいるかは甚だ疑問であります。「統一か独立か」私は台湾人自身が決めるべきであると考えます。(参考文献:日中出版刊「台湾入門」酒井亨著)