自分のやっている事に対して、方向が正しいかどうか、こまめにチェックする事は大切だと思います。
初めての場所に行く時には、地図を見たり現地で土地の人に聞いたり細やかに注意を払うので割合い間違い無くたどりつけるけど、2度目になると、慣れがでて、適当な方向に歩いて行くと、とんでもない間違いをして、もと来た道を引き返して更に目的地まで行かなければならない。大きなロスを、私は度々経験しています。
政治の方向が正しいかどうかを見定めるのは難しい問題です。
日本共産党と言えども、方向が正しくない時もあるわけです。方向が正しくないと解った時には、恥じも外聞もなく引き返さないと、大勢の人に迷惑がかかります。
綱領については、今正に今まで学んできたものを、アン・ラーニングしなけければならない時だと思います。
日本の経済が不良債権の先送りで低迷しているように、日本共産党は、レーニンの誤りを認めることを先送りしてきました。遅くともベルリンの壁が壊れた時には、レーニンの誤りに気づくべきでした。気づいたかもしれないが、意地っ張りな指導者が、綱領の関係か外聞を考えてか、レーニンにしがみついて来ました。
大体、百年前の学説で、この現代の政治を指導しようなんて横着すぎる。日々動いて行く現実から学ぶことが第一だ。それを一人の指導者が出来るわけがない。
党員、20万、30万、40万だか知らないが、熱烈な支持者も加えれば100万人を超えるでしょう。その人たちの英知を集める工夫をしなければ、科学の党とは言えないと思います。
われわれ、末端からみると、創価学会のほうが組織的には合理的だと感じます。
現代は、政治家、芸能人、自営業、医者など、二世が多い。その方が効率がいいからだろう。創価学会の会員も二世が多い。
なのに、日本共産党員は、圧倒的に一代限り、その事について悩みもしない党員が、これまた圧倒的である。自分の子供には、自分と同じ苦労をさせたくない。ないしは、奥さんや子供まで党に取られたら生活がなりたたないと考えているようだ。
必要以上の苦労をする事を矛盾と考えて、活動を合理化するよう工夫しようという発想も少ない。運命として、甘受しようという体質である。
この体質を改めるには、指導者が考えを改めるのが第一だ。だが、個々の党員も苦労することのみが活動ではなく、喜びを分かちあうのが活動だと考えるべきだ。
私は、今ネット・ボランティアに参加して仕事も貰ったし、勉強もしている。皆んな助け合って、とても楽しく、人生に希望を与えてもらっているので、先輩に感謝している。
人生に希望を与える組織でなければ、いい組織とはいえないのではないかと思います、