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一般投稿欄

日本共産党は自治・連帯・共存の論理で自民・民主両党との差別化を

2001/4/20 地域経済分科会、20代、サラリーマン兼NGO活動家

 こんばんは。
 「保守」の地域経済分科会です。

しばらく留守にしておりましたが、私が愚考致しますに、社会主義とか、共産主義とか、そういう単語に拘るからおかしくなるのです。
 自治、連帯、共存。これを社会の各分野に浸透させることが自民とも民主とも差別化を計る道です。
 政治の分野では
 自民党:自治の正反対で、官権主義ですね。
 民主党:自民党よりは自治を重視しますが、選挙で天下り官僚を推薦するなど、一貫性がない。
 ここで言う自治は地方自治だけでなくたとえば、社会保障の決定権を官僚から加入者により近いところに移すということも含みます。
 そして、国民が自己決定権を持つ。ここでの自己決定権は費用と負担の関係が対応するなどという、新自由主義的な矮小化されたものではなく、どんな家に生まれても、どんな性別に生まれても、どんな職業についても、年金は努力に比例して保証される、こうしたところまで含めた自己決定権の確立が重要と愚考致します。

 労働の分野では:
 自民党:労働者に対する分断攻勢。
 民主党:労組の党のイメージが自民党の中傷により強い。しかし本質は連合に加入できる公務員、教員、大企業の労働者以外はあまりどうでも良いと考えているのではないか?その証拠が雇用保険法改悪へ賛成した事です。
 労働者の分断に手を貸している点では同罪です。
 公務員は雇用保険はないので、改悪されても無傷で済むのです。
 さらに自民党以上に新自由主義的で、競争を促進し、社会集団間の対立を煽る危険が強い。

 共存(自然と人間の共存、人間同士の共存)
 自民党:本音は、大企業の利益のためなら環境はどうでも良いが(と言うと言い過ぎだが)、世論の様子を見て対応する。
 民主党:国政レベルでは文句なしに、環境保護派だが、地方に行くとかなり怪しい。人間同士の共存=平和と言う意味でも、自民党と同様、排外主義者が多くいる。
 名前は伏せますが、民主党の女性候補者は、最近、あちこちで、「自虐史以上観反対」と称して、偏狭な国家主義的言動を振りまいている。お前、右翼か、と思えるほどです。環境政策などで共感できたので一時は結構好きだったのです(変な意味ではなく)。
 私はこれで民主党にすっかり愛想を尽かしました。もはやダメです。自民党も総裁候補は全員靖国公式参拝容認で怪しからんのですが。
 (なお、私も神道は信仰しますが、しかし、大虐殺や従軍慰安婦はなかったなどという発言はあまりにもひどい。関係ない話です。さらに異常なまでの反中国感情。下手な自民党員よりひどい。靖国神社に総理大臣が参拝するのは個人としてなら信教の自由で反対はしませんが、公式参拝は、政教分離に反しますのであきらかにおかしいと愚考致します。
 しかしなんとまあ、こんな候補や、天下り官僚を応援する連合系組合の「右転落」は酷いものです。
 日本共産党の「右傾化」など、全く微々たる物です。わたしと同じ組合の友人は、何が民主リベラルだ、こんなのは保守でさえない、反動だ、と怒りを込めて言っていたのですが。
 ついに彼は、怒りの余り連合組合員(しかも末端とは言え役員もやっている)のまま、ついに日本共産党後援組織に入り、会合にも出ているらしい。
 参院選候補者の話を聞いたときのことなども熱心にわたしに話してくれました。私は「お前バレたら首になるかも知れないが、大丈夫か?」と心配しております。。。余談ですが。)
 話が脱線したので本筋に戻します。
 労働分野では、連帯に基づかない安全網など、すぐに新自由主義者の攻勢の前に崩壊します。ですから、幅広い労働者が連帯できるようなシステムをつくって行く必要があると愚考致しております。
 ということで、まあ、以上の自治・連帯・共存の原理を社会の隅々まで広げる、この状態が社会主義と呼ぶ人がいるなら、ご自由に、というのが私の今の心境です。
 逆に、分断されて競争に駆りたてられる。自然破壊をやみくもにする。これが、資本主義だと愚考致します。乱暴ですが。