文鳥さんへ
私が党に入って活動していた時の事を事実のまま書いた事で、決してその事が党の責任だと書いた覚えもありません。
あなたは明らかに共産党の問題点を指摘しようとして書いているとおもうのですが。
そうでないとすれば、ますます、「何が言いたいのか」と思うわけです。
ではその時に夫がさっさと組合を抜け面白い事をやるために生きたとしたら、今頃は裏切り者のレッテルをはられ、どこで何を活動してもその言葉はついて回ったと思います。
ここがわたしが一番の論点だと思うところです。
そうでしょうか。私はそうは思いません。人生は何のためにあるのですか? 自分のやりたいことをやるためでしょう。自分を大切にするならば「裏切り者」のレッテルを貼られようとも組内を抜けた方がいいでしょう。そして「裏切り者」のレッテルを貼るような人とは縁を切り、もっとまともな人たちとつきあうようにすれば、レッテルがついてまわることもないでしょう。
どんなに愛する党のためでも体を犠牲にしなければならないような活動は改めるよう是非中央に訴えてください。党員は党の者だけではないのです。
私はそのような活動をするつもりは全くありません。そのような活動を指示されれば拒否します。そしてそれはできます。私は私のまわりでそのようなことがあれば批判します。でも、それを喜んでやっている人もいるのが事実です。そういう人にやめろとはいえません。
これは共産党だけのことではありません。ワーカーホリックに代表されるように、自分を犠牲にして組織に尽くすことで自分の存在意義を確認するという人が存在し、現在の日本ではそれが賞賛される構造になっているのです。その精神病理から共産党員とて自由ではないということです。
そのような事態を無くすためにはまず、ひとりひとりが身体を犠牲にするような活動は拒否することです。つまり自分を大切にすることです。その姿をみてまわりも徐々に変わっていくのではないでしょうか。
それから、党員は党のものではありません。党が党員のものなのです。というよりも党員ひとりひとりこそが共産党なのです。それを離れて共産党を論ずる議論には私はついていけません。
ですから、私は中央を変えれば共産党が変わるとは全く思っていません。ひとりひとりが自分やまわりの人を大切にする活動をしていくことに尽きると思います。