返答を読みました。それ以前の投稿も読み直しました。
結論的にいえば、サンダーバード氏が指摘する「U派」が「分派」であるという論断に、より説得力をもたせる以外、これといった良策はないでしょうね。
サンダーバード氏の議論や告発は、全てがこの前提からなりたっており、我々の如き部外者にも、「分派」たる明白かつ説得力を持った説明がなされない限り、残念ながらサンダーバード氏の勇気ある行動は、空回りするだけではないだろうか?
ただ、一連の発言の背景には、もしかしたらR大学の体質が存在しているのではないかと考えるに至った。
組合活動などに専心していると、かつては自他ともに「平和と民主主義」の牙城を誇ったあの学校は、このところどうも様子がおかしいと感じてならない。
教員についていえば、本来的には好ましくない「任期制」講師の採用を積極的に進め、またドイツ語やフランス語を中心に、長年雇用した非常勤講師を平気で大量に解雇した暴挙も、記憶に新しい。
しかも、地方保守勢力や大型ゼネコンと合作して、九州別府の温泉に、国際分校を設置したのみならず、ここでは教員の半数位が期限付き専任であるらしい。さらに、大学認可過程で癒着した保守勢力を喜ばせるために、開校の式典かなんかで、日の丸を掲げ君が代を合唱したという情報もあり、ともかく、めちゃくちゃですわという印象を持っている。分校の学長も副学長も、確かこのあいだまで(今でも?)は日本共産党員であったはずだし、本校の専務理事もそうだったように記憶している。
また職員でも、専任比率は極めて低く、契約社員や派遣社員など、要するにわれわれ左派が極力避けなければならないような「快挙」を、立て続けに連発してくれているのである。
いってみれば、学校全体がまわれ右しているわけで、いろいろな事情があるのだろうけれど、これにホイホイ追従する(あるいはこれを主導する)日本共産党の党員である教員・職員など、そもそも本来的な前衛党の立場からすれば、階級敵みたいな気もしてくる。
サンダーバード氏は、こうした特殊な環境、端的に言えば共産党員が権力化した環境の中で青春時代を過ごして来たと思われ、とするならば、R大学共産党の内部で進行している事態は、「分派」活動というよりは、「奪権闘争」といった方が、より適切なのではないかと、思うようになったのである。R大学支部やK府委員会だって、恐らく「奪権」に成功した側が握っているのであろうから、「分派」の告発は、無視されること明らかであろう。
サンダーバード氏へ。自分の良心と信念を大切にして、しかしエネルギーは建設的な方向へ用いて欲しい。なんら良策を思いつかなかった言い訳に過ぎないが、その後感じたことなどを、若干書き連ねた次第である。