1 日本の軍国主義・歴史改竄勢力は、台湾の「皇民化」世代のエリート層と手を結び、右翼漫画家・小林よしのりの『台湾論』を使って日帝の台湾植民地統治を大々的に美化しょうとしている。小林は台湾「皇民化」世代エリート層の口を通じて、日帝の植民地統治によって台湾の現代化がもたらされたと賞賛し、台湾「慰安婦」が自ら「志願」したものであると侮辱し、日帝の植民地下で起こった台湾農民による日本の占領と植民地統治に反対する遊撃武装闘争を「盗匪(盗賊)」の仕業であり、抗日英雄ではないと決めつけた。さらには中国人や朝鮮人に対し極端な民族差別主義的な侮蔑を行いつつ、日帝と親日的台湾独立派が連合して、共同で中国を敵とし、両岸の民族分断を永久固定しようと目論んでいる!
2 今日、こうした日本軍国主義歴史改竄主義者に唱和する台湾の親日派、反民族主義者には以下の者どもがいる:日米反動派が近年「台湾民主化改革者」と誉め讃える前「総統」の李登輝、及びその取り巻き有力支持者、現「総統府顧問」で在日台独宣伝家・金美齢、台湾財界の有力者・許文龍及び蔡坤燦などである。日本軍国主義は彼らの反民族的言論を利用して、自らの反動的な歴史改竄論の傍証とし、それを正当化しようとしている。この一ヶ月余りの期間、小林の暴言によって既に台湾各界人民の強烈な怒りと批判が呼び起こされているにも関わらず、「総統」の陳水扁は金美齢などによる反民族的ないわゆる「言論の自由」を守ると宣言している!
3 実のところ、台湾内部の反民族的「共犯」構造は戦後すぐから既に形成されている。戦後の国共内戦と東西冷戦という二重構造の下で、国民党政権は長期にわたって日本軍国主義右翼勢力と深い関係を結び、「白団」という名目で日本の旧戦犯どもと共同で反共・反中国を行ってきた。甘んじて日本帝国主義の「生命線」に成ることによって、日帝植民地下の台湾抗日人士を残酷に迫害し続けた。反面、日帝植民地下での反民族的対日協力者が逆に国民党権力と手を結び、今日では政界、財界の要職を占めるまでになっている。日本軍国主義の歴史改竄論に反対するにあたって、我々は台湾における親日派・反民族の「共犯構造」に対し、徹底的な清算と反省をする必要があると痛切に感じている!
4 米日帝国主義は一方で、戦後アジアにおいて朝鮮半島、台湾海峡、インドシナ半島などで民族対立・分断を作りだし、もう一方ではこうした民族対立・分断を利用しながら各地の親米、親日派と手を結びながら、アジアにおける米日の帝国主義支配の再建、拡大を図ってきた。日本軍国主義歴史改竄主義者による日本歴史教科書を改竄しようとする陰謀や、台湾における反中国・親日煽動は、近来のアメリカ帝国主義による反朝鮮宣伝、TMD及び「日米安保・新ガイドライン」及び関係「有事立法」体制の一構成部分に他ならない!
5 それ故に台湾における中国人民は、平和と正義を愛する日本、韓国、沖縄人民と一致団結し、断固として日帝の歴史改竄の陰謀に反対し、日本軍国主義が各地の反民族勢力と結んで自らの腹黒い目的を達成しようと企みに反対し、再びアジアを支配しようとする米日帝国主義の血迷った夢を粉砕しなければならない!