私は元党員で某労連の役員もしていましたので、科学的社会主義や日本共産党の方針は充分勉強したつもりでしたが、一歩離れて観察するとおかしな点が多々有ることがわかりました。それは、
・演説内容が皆同じ? これは当然と言ったらそうである(民主集中制を取っているから中央の指示に従うのは当然)しかし国民は決まり文句は求めていない。今の小泉政権を高支持率を見れば理解できると思う。
・今の医療・社会保障の状況は日本共産党が言うほど貧弱なのか? 確かに医療・社会保障制度は改正(日本共産党は改正と言わず改悪と言う)され負担は増えている。しかし、社会保険制度を勉強すると法案が制定されたときあまりにも先を見ず負担を押さえたことに問題が有ることが理解できる。(私は退職して、社会保険労務士の国家試験の勉強をして初めてわかった)
・みんなが平等とは何か? 今までは富を分配し貧富の差を無くし搾取の無い最低眼の生活が保障される社会と理解していたが、本当の平等とは富の平等では無く、最低眼の生活が保障された上での機会の平等であると思う。平等に与えられた機会をどう生かし生活を向上されるかは個人の努力により与えあれるべきであると思う。
・政治は国民を救えるのか? 政治を変えることで国民は救えない。真実と政治は両立しない。政治とは目的を達成するために言う必要があることだけを言いそれも適切な言い回しで技術で、誰かが巨大な利益をあげことでなければ無視される。社会を動かしているのは利益だからだ。人間の心の改革が必要、全てを分け与える心があれば政治も変わる。
夏には参院選挙があるが今の体質では大敗すると思うが、私は日本共産党が変わる必要はないと思う。今必要なのは日本共産党の存在意義を再検討することからはじまり再生することだと思う。