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今こそ共産党の真価が問われるとき

2001/5/20 きょうこ、60代以上、自営

 森のお粗末内閣がやっと退陣し、小泉新内閣が誕生。驚異的高支持率。半分以上マスコミが作った内閣と大橋巨泉氏がいっていたが、まったくその通りだと思う。大新聞は小泉内閣に大いなる危惧を抱きながら、一面トップで堂々と非難することはない。せいぜいコラムや社説で遠慮がちに警鐘を鳴らしている。自分たちが作った高支持率におびえ、読者の機嫌を損ねて、購読数を減らしたくない思惑が見え見え、社会の木鐸の良心は添え物の感じ。
 マスコミ言葉が嫌いな私だが「ビートたけし」の「小泉総理なんてオイルショックの時のトイレットペーパーと同じ。皆何がなんだか解らず、ただ小泉、小泉といっている」という言葉に痛く感心した。
 5月20日朝日新聞と赤旗に小泉総理の掲げる構造改革の一つ不良債権について特集が組まれていたが、両紙とも最近の不良債権が不景気によって増大していることを始め、内容はほとんど同じ、赤旗がはっきり反対表明をしているのに対し、朝日は賛否をいわないだけ。だが賛否を明らかにしない朝日を読んで私はすっかり唖然としてしまった。
 現在時点で不良債権とされている金額は34兆円、正常とは言えない要注意先貸出が103兆円。仮に34兆円を直接整理すると失業率6.2%100万人の失業者が出て、景気はさらに悪化する。 
 となると要注意債権の103兆円は確実に不良債権になり、これまでの成りゆきから見て2.3倍に膨らみ300兆円の不良債権を抱え込む計算になる。まさに日本沈没。
 「構造改革なくして景気改革なし」と叫んでいる小泉総理の絶叫に興奮している国民のみなさんどうか頭を冷やして貰いたい。そして共産党の景気対策が先という言葉にじっくり耳を傾けて欲しい。共産党の掲げる「緊急経済提言」こそ日本を救う唯一の道であることを、今一度考えて欲しい。