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日本国憲法の進歩的原則について

2001/5/22 桃園、40代、会社員

 赤旗を読んで28年(25年は大ざっぱでした)になりますが、最近、党幹部の発言で日本国憲法の五つの進歩的原則という話がよくでます。次の5点ですが。
①国民主権と国家主権
②恒久平和主義
③基本的人権
④議会制民主主義
⑤地方自治
 私も最近まで興味を持っていなかったのですが、77年の14回党大会では載っていないので不破さんが委員長になってからのことだ思います。結論からいえば、高校の教科書にも載っているように(国家検定済みなので大多数の憲法学者の意見と思うのですが、むろん検定には反対です)日本国憲法は、次の三つの特徴を持っているでいいのではないかと思います。
①主権在民
②恒久平和主義
③基本的人権の尊重
 以下理由について述べたいと思います。

①国民主権と国家主権
 国民主権(主権在民)は憲法前文で明確に述べられています。しかし国家主権は明確な記述はないし、明治憲法でも国家主権は前提となっていますので、現憲法の進歩的特徴とは言い過ぎという気がします。
 主権(国家の意志決定、国民及び領土を支配する権利)は国民にあるので、国民主権は国家主権より上位に位置づけられと思います。従って現憲法は国民主権の一本化で特徴づけられると思います。

②恒久平和主義
 憲法第9条では国家の自衛権を否定しないという記述はみあたりません。どう解釈しても結構なのですが、私は国権(国家の権力)の発動たる武力行使の放棄ですから、むしろ国民の自衛権を否定しないと解釈します。従って国家の自衛権(残存する常備軍、縮小途中にある自衛隊)の活用は憲法の趣旨ではないと考えます。おじいさんや親の世代が起こした政治的、軍事的な間違い(命を張って反対した人もいたが)を引きずっている我らの世代は 非武装平和を運命づけられていると思いますがいかがでしょう。

③基本的人権の尊重
 共産党の政策は輝いています。

④⑤議会制民主主義、地方自治
 主権在民の考え方で代表できるので、項目として挙げなくてもいいと思います。

 このように考えますがいかがでしょう。どなたか憲法に詳しい方五つに特徴づけられる理由をお教えください。