小泉首相は中曽根元首相とだいたい似ています。中曽根氏は「戦後政治の総決算」と称して憲法改悪を目標に国鉄と電電公社を民営化にしたり、社会保険制度を「国民の痛みを分かち合う」と悪くさせたりなどを共産党を除く政党で密室で取引をして決めてしまいました。
小泉氏も「国民に痛みを伴う政治を進める」という政治姿勢は中曽根氏と瓜二つと言われてもいいでしょう。そして、民主党や自由党が実質の「憲法改悪・構造改革」与党です。社民党は憲法改革に反対していますが、「構造改革」では中身が「理解」できれば「賛成もやぶさかではない」の一貫した態度がとれなくなります。
共産党支持者のなかでも「首相公選制」に賛成と言ったり、小泉氏のパフォーマンスに賛同したりしています。中曽根氏が1986の衆参同時選挙のときに「大型間接税は導入しません」言って自民党が圧勝したときよりも異常な状況になっています。
共産党が今回の選挙で振るわなければ小泉首相のファッショ政治が寄り一層進みます。