「さざ波通信」を読んで理解できないことが、ずーっとありました。それは右とか左とか言う言葉です。何を基準にして、右とか左とか決めるのでしょうか。私は、物事の判断基準を民主主義においています。少数意見は留保して多数に従うのが一応民主主義だと思っています。
見ようによっては、少数の多数への屈服かも知れません。また、論議が充分に尽くされていない場合は、民主主義の官僚主義への屈服ともなります。
今の世の中で、もっとも正されなければならないのは官僚主義であると言うように、私は感じています。官僚主義の行き着くところは、帝国主義だと思います。
自民党にも、日本共産党にも、官僚主義は、あります。
官僚主義を取っ払うかのような姿勢を見せているところに、小泉内閣の人気は、あるのでは無いでしょうか。それにひきかえ日本共産党は、依然として、官僚主義を堅持している。その思想が左であれば、行き着くところは、左翼帝国主義です。旧社会主義思想を堅持していれば、そういうことになります。
旧社会主義を嫌う人が多いところに、日本共産党の低迷があります。かといって、アメリカ帝国主義への屈服も困り者ですが、左右に偏しない道、民主主義を貫くことが、王道かと、思います。
「さざ波」さんの言われる、左とは、一体どういう思想なのか、無学な者にも解るように一度、教えてくださいませんか。