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教科書問題について

2001/5/10 神楽坂紅梅、20代、事務職

 昨今、「つくる会」の教科書が国際問題となっていますが、これについて意見したいのと、皆さんの考えをお聞きしたいと思います。
 まず、私は「つくる会」の教科書は良くない教科書だと思います。
 しかし、これを検定ではじくのはどうかと思います。
 私は「家永裁判」などを通じて、教科書の検定など無くしてしまえばいいと思っていますので、たとえ右翼の作った教科書といえど、それは表現の自由として認めるべきだと考えます。(ま、これは表現の自由とはちょっと違う問題なのですが)
 民主主義の大原則は「私はあなたの意見に反対だ。だが、あなたの意見は命をかけて護ろう」ということです。
 検定によって「つくる会」の教科書をはじいてしまう事は、家永裁判の頃と変わらず、日本には暗い時代が続いているということにもなります。よって今回、検定を通過したのは、とりあえず、日本には民主主義があるぞという証明になったと思います。

 次にこれに対する近隣諸国の反応です。
 旧占領地の人々の気持ちは分かります。
 しかし、この件で日本国政府にクレームをつけるのは内政干渉です。
 日本は主権国家です。自主独立の国です。
 国際感覚というものは、言いなりになるのではなく、「自分」というものをしっかりと持って相手と向き合う事です。
 自民党はどうもこの辺を分かっていない。USAといい中共といい覇権主義には弱いようです。
 右派が物が言えないのなら、われわれ左派が声をあげるべきだとは思いませんか。

 この件に関して共産党はどういう対応を取っているのでしょうか。
 また、皆さんはいかが思われますか。