私はシオンさんの意見に共感できるところがあるので少し書くことにします。
・演説内容が皆同じ?
私は全部の演説を聞いているわけではありませんので、同じかどうかは断言できません。
でも、思うのは「もっと自分の言葉で話してほしい」ということです。小泉や田中真紀子や田中康夫が受けているのは、内容はともかく自分の言葉で話しているという印象を与えているということが一因としてあると思います。
どんな拙い内容であったとしても本当に自分でそう思い、しゃべる言葉は人の心に届くと思います。逆に、自分で心から思っていない言葉はいかに正しくとも空疎に響くと思います。
失言からの反共攻撃をおそれるのかもしれませんが、それほど支持率も高くないのだし、思い切っていいたいことを言って、それによってできる敵以上の数の味方を作ればいいのではないでしょうか。
・今の医療・社会保障の状況は日本共産党が言うほど貧弱なのか?
これはよくわかりませんが、自分としては老後の心配をしなくていいようにしてほしいです。
・みんなが平等とは何か?
何をもって最低限の保障と言うのかが難しいところですね。
それと、機会は平等に与えられているのでしょうか?
・政治は国民を救えるのか?
こう問われると救えることもあるし救えないこともあると思います。
でもシオンさんがいいたいことはそういうことではなく、国民や党員のなかに「政治(政権)さえ変えれば、国民は幸せになる」という発想があるが、そうではない、ということでしょう。
その点は私もそう思います。
やはり国民のなかに自民党政権を支える思想が蔓延しているからこそ、自民党政権が維持されているのではないでしょうか?
たとえば、学歴や地位は努力の結果であるとか、学歴社会は問題だと思うがやっぱり自分のこどもには一流大学に入ってほしいだとか、男女平等はいいが自分の妻は専業主婦がいいとか、こどもは大人のいうことは黙ってきくべきだとか、税金のむだ使いはいけないが自分の会社には公共事業の仕事がほしいとか・・・・
順番としては、いまの自民党政権を支える思想をかえる運動をしてその結果として政権が変わるということだと思うのですが、それがとにかく選挙で勝つこと、政権をとることが自己目的化されているように思います。
しかし、とにかく政権をとって、良い政策を実行して、支持してもらうというのもひとつの手かもしれません。それならそれで割り切って、人気取り政策を徹底することでしょう。カリスマ性のある指導者をたてるとか、マスコミにとりあげももらえるようなことをやるとか、広告宣伝に金を十分かけるとか、邪道かもしれませんが私としては、それで国民の生活がよくなるのなら何も悪いことではないと思いますが。極論かな。