T.Oさんの疑問で、なぜ日本共産党の中国に対する態度がこうも変化したのか? ということですが、いろいろと理由はあると思いますが、日本共産党の立場としては、巨大な市場を持ち、多くの日本企業が進出している中国との関係が悪いままでは「責任ある政党」としての支持が得られないからだとおもいます。もちろんそれだけではないでしょうが、この間の見事ともいえる右転換において、右からの圧力に屈した、というより進んで屈するということが特徴的です。不破委員長(当時)の東南アジア歴訪などもそうです(これは中国との関係修復よりもひどいですね)。自衛隊活用、安保凍結など。
自国の党の利害ために「外交」を行なう(往々にして世界革命への裏切りを伴う)、ということは、ブルジョア政党だけでなく、世界中のスターリン主義政党の特徴です。
こんなんで「多数者の獲得」ができるのでしょうか? 「あらかじめの労働者階級の多数の獲得を通じた権力の奪取」こそがレーニンの言いたかったことだったと思いますが・・・。