河原記者の「犯罪被害者」は名著です。感性がすばらしい。
感性がだめだと話が通じないと思います。
この本は、赤旗で沼津の女性弁護士が紹介していました。記者が同世代ということでも共感しています。
セクハラは犯罪という捉え方が必要です。まず犯罪をなくさないで、何かを変えると言っても偽善です。戦争犯罪を何十年追及していますか。戦時性犯罪がまさに典型です。
私は共産党の中にずいぶん性犯罪があるという事実を確認しています。それを毅然として変えることが、本当の変革でしょう。
変革の看板ばかりではだめで、それぞれの担当分野で実際に変革するかどうかが問われています。
マルクスやエンゲルスから始めた方がいいと思います。宗教だという人がいますが、私はマルクス主義は文学だと思います。加藤周一が言うように、科学的という看板を振り回すより、科学の部分も大事にしながら、全体は文学だと見た方が、狂信的にならずにすむと思います。
とにかくおのおの生活を楽しむこと、それを脅かす犯罪を根絶すること。人権意識、市民運動は高まっています。
何でも本物に接しないと、感性が鈍り、犯罪にも甘くなって、被害者のせいにしたりという、逆さまの考え方になってしまうのだと思います。