6/7投稿の選挙改革協会さんの「首相公選制は一種の小選挙区制」は2つの問題点があると思います。1つは公選首相は多数与党がとるとしてますが根拠がありません。黒田大阪府元知事や蜷川元知事は少数与党でした。2つめは地方議会の比例代表制ですが特に田舎では党派性が稀薄です。自民党がいいから投票するのではなく〇〇先生にはよくお世話になったからとか 地域に予算を持ってきてくれるからという理由で投票する人が多いみたいです。これらの議員は大部分が無所属です。同様に共産党は嫌いだが ××さんは熱心によくやってくれるといって共産党議員が支持されたりします。無所属立候補が90%のところで どうやって比例代表にするのですか。
私は 民主党の首相公選制政策を知らなくて言っているのですがイメ-ジとして大統領制に賛成です。理由としては3つぐらいにまとめられます。
①日本国憲法の精神である 主権在民を追求していくと元首は大統領になる。
②政治は「待子」さんのいうところの愛である。
③諸外国では大統領制の国が元気である。
①日本国憲法では前文に 主権は国民に存することや国民の信託による代表者が権力の行使をすることが書いてあります。当然正統な選挙で選ばれた代表者が国政のトップになるべきであり 国事行為をする元首であるべきです。現憲法では天皇は象徴で国の儀式を行う国民の代理人という役割ですが 戦犯の家系の人がその役割をしていいのかという疑問もあります。
②政党は理念及び政策が一致した人たちが集まった集団です。その一致点は多くても安保条約廃棄とかの100項目で片づけられるでしょう。多少の意見の相違は認められているはずです。
それに比較し 人の特徴は 経歴や考え方及び身体的特徴などそれよりずっと多い相違点を数えられるはずです。
国会で質問するときの目線とか 皇室のおめでたのコメントで ほんとうは おめでたいと言いたいが心を鬼にして原則的なことをを言うときの 何ともいえない表情は見る人には判ります。
こういう個人的特徴(人としての愛)も政治の選択として必要と思われます。
③先進国をG7と考えると 大統領のいない国は日本、英国、カナダで少数派です。カナダやオ-ストラリア(G7ではないが)でも象徴としてのエリザベス女王を排除する動きもあります。
権力のある大統領制は米、仏の2カ国ですが いずれも経済状況が良く おのおの世界のリ-ダ-、ECのリ-ダ-として今 最も輝いている国です。この2カ国も問題点は多々問題点もありますが 人民の人民による人民のための政治は 国民に活力をあたえているものと思われます。
日本での大統領制(首相公選制)には 憲法の改正が必要となります。理想は理想として現実を見ていくことも必要とは考えております。