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精神病患者とて、殺人は、許されるべきではない

2001/6/12 待子

 小学生殺傷事件、弱い立場の男が、更に弱い子供を狙った卑劣な犯行である。精神病患者とて、許されるべき事ではない。
 精神病者なんて誰が決定するのだ。人間は、誰でも多かれ少なかれ、精神病的要素を持っている。それを理性でコントロールしているのでは、ないだろうか。
 かくいう私も、時々思いつめると不眠症に陥る。抗欝剤を飲んだり、安定剤を飲んだり、睡眠薬を飲んだりして、睡眠をコントロールしている。
 私は、日常生活の中で、結構多くの精神病者と交わってきた。幻覚、幻聴が出るのが、分裂病の特徴であるといわれる。その結果、精神病院に収容されるのだが、それ以前に、長期の不眠という問題があるようだ。
 不眠を続けていれば、起きていても夢を見ることは私だってある。ただ、その夢の種類が精神病者の場合、自分に危害が与えられるものだったり、自分の悪口を人が言っていたりするらしい。
 私の場合は、パソコンの画面だったり、碁石だったりする。
 亡くなった母の看病を長くしていた、姉は、起きている時、母が出てきたと、主張してゆずらない。
 あんまり、そんなことを主張すると、幻覚、幻聴とみなされて、精神病院おくりだよ。と、冗談をいうのだが。
 精神病者に幻覚、幻聴がでないように、医者は、強い抗精神薬を投与する。だから、こちらがうらやましいほど、早くねてしまう。あまり、うらやましいので、私も、抗精神薬の軽いのをもらうようになった。
 しかし、気の毒なことにその薬のために、身体はだるいし朝は起きれないしで失業していまいがちである。
 失業すると、社会からはなれるので視野がせまくなるし非常識な人間になりがちで、ある。もともと、性格に柔軟性がなかったり甘えがあったり気がやさしかったり純粋すぎたりがあるうえに、非常識と視野の狭さが加わるので、ますます常人とかけ離れてしまう。そして、ついには、一般社会に復帰できなくなる人もいる。
 この病気は、性格の弱さが原因であって、本当に精神病なんて病気があるようには、私には思えない。一度、精神科医と討論して見たいと、常々思っている。
 精神病患者は、精神病医が作り出すものだと言う事を、精神病院の鉄格子の中から、合法的に出てきた人に聞いた。彼女は、ひたすら働きたいと訴えて出てこられたそうだが、治療法としての作業はできるが生活を維持するような仕事はまだできない。
 親にぶら下がって生活していたような娘さんが親に死に別れて生活の道がなく、精神病者に仕立て上げられると、生活保護とか精神病者の手当てもあるらしく、生活が成り立つようになる。しかし、強い薬を与えられて本当の精神病者になってしまうんだと言う話だ。ありそうな話に思える。
 私のその友達は、複雑な生い立ちなので、精神に異常を来すのは無理からぬ気がする。私が同じたちばだったら、やっぱり、おかしくなるだろう。その人と話をしていて、時々、彼女の論理にさからうと目がすわってくる。こりゃ、危ない。と思って、話をきりあげ、後に興奮がこないように、出来るだけやさしい別れ方をする。
 そういう配慮は、一般人に対しても、しなければいけないことだと思う。よく、電車の中で、隣の人に何かの拍子で、ちょっとさわっただけで、どーんと自分の足を踏み上げて怒りを表す人とか、混んだ街中で人を突き飛ばす人がいる。それでも、まだ興奮が収まらず、まだ怒っている。ああ言う人は、他人と穏やかに話す機会なんて無いのかもしれない。
 放漫な経営をして、ゆきづまった銀行にどんどん国民の血税をつぎ込んで、個人が行き詰まっても何もしてくれない自公保政治が、強暴な精神病者をどんどん作り出していると思う。
 殺された人の遺族が、ほぼ一様に、子供が帰って来ないことが、かなしくて、犯人を憎むところまで、まだ考えていない。というのが、昨今の殺人事件の特徴でもあると思う。
 明日は、わが身になるかもしれない。殺人事件、なんとか、ふせぎたいものですね。