都議選の結果をみて、どうしてここまで共産党の議席が減ってしまうのだろうかと考えてみました。
定数2の選挙区で落とした議席が原因と考えられます。前回は定数2の選挙区でもかなり当選者を出していましたが、今回は見ての通り全員落選しています。
定数1の選挙区は、総与党対共産党の図式のため落とすのは、しょうがないとしても定数2の選挙区でも1議席も取れないのはどう考えても不自然です。
票が、分散しているのを考慮しても、得票率で2番目な訳ですからこの内半分位は取れても良さそうなのにそうなってはいません。
恐らく非自民の無党派の票が民主党に流れ、候補者を擁立しない公明党の票も共産候補を落選させるために民主党へ投じられたのでしょう。
定数2の選挙区ではこれからは、民主+公明の連合票を 上回る絶対得票(34%以上)が必要だと感じました。
定数 | 選挙区数 | 当選者数 | 落選者数 | 当選率 |
1 | 7 | 0 | 7 | 0% |
2 | 16 | 0 | 16 | 0% |
3 | 5 | 2 | 3 | 40% |
4 | 6 | 5 | 1 | 83% |
5 | 3 | 3 | 0 | 100% |
6 | 3 | 3 | 0 | 100% |
8 | 2 | 2 | 2 | 50% |
計 | 42 | 15 | 29 | 34% |