7月7日付け貴方の「セーフガード問題」に反論します。地球規模で人口爆発と食糧不足が懸念される21世紀。各国が食糧自給を目指して、国内農業を保護するのは当然の義務であると思います。日本共産党が農業保護やセーフガードに反対しないのは、何も偏狭な民族主義ではなく、むしろ国際的義務であると思います。中国は外貨獲得の為に国内農業を利用している面もあり、現に良質の産物は輸出用に回され、質の悪い部分が国民の食糧に回されているのです。決して日本がセーフガードを撤廃して中国から無制限に農産物を輸入することが、日中両国人民の利益につながるとは考えられません。「競争力の弱い農業」といわれますが、何も経済的なことが総てではない筈です。農業は国土の自然保持や防災にも貢献しているのですから。