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嫌煙家さんの主張をめぐる論争について

2001/7/28 さすらいの左翼、20代、学生

 いつも伝言版にしか投稿していない者です。
 嫌煙家さんが、このサイトのバナーの「参院選は、小泉「構造改革」路線と対決し、護憲と革新の旗を守る政党と候補者に投票を!」に噛みつき、それが共産党への不支持を事実上示唆するものだと力説しています。それをめぐって、嫌煙家さんと編集部のあいだでこの間、かなり激しいバトルが展開されています。
 このサイトの愛読者として、本来は仲間であるはずの両者がこのような二次的な論点でここまで激しい論争を交えていることを残念に思います。
 私が今回問題になっているスローガンをはじめて見たとき、共産党への不支持を呼びかけているとはまったく思いませんでした。むしろ、『さざ波通信』の共産党への態度が、以前より友好的になったのかなとさえ思いました。
 たとえば都議選のときのことを考えてください。もしあのとき、編集部がバナーで、「石原都政と対決し、護憲と革新の旗を守る候補者に投票を」というスローガンを掲げたとしましょう。それは、間違いなく、共産党の候補者に投票しないことを暗に訴えるものになったと思います。なぜなら、あのとき共産党候補者はみな、石原都政に対して「是々非々」だったからです。私の勝手な推測ですが、そのような危険性があると判断して、編集部は、都議選の際には、今回のようなスローガンを掲げなかったのではないでしょうか。ところが、今回は、堂々と「小泉「構造改革」路線と対決し」ということをスローガンにできたのは、今回の場合は、そのようなスローガンを掲げても共産党候補への不支持を訴えるような意味を持たないと判断したからではないでしょうか。
 以上のような解釈がもし正しいとすれば、嫌煙家さんは、かなり的外れな論争をふっかけているということになります。今の情勢において、議論すべきことはもっとたくさんあると思います。重要なのは、漠然と共産党への投票を呼びかけることではなく、どうすれば、小泉人気に抗して有権者を惹きつけるような改革案を提起できるか、だと思います。嫌煙家さんのすぐれた理論能力を、そのようなもっと建設的なものに向けてほしいと思います。