江東江戸川総支部に所属する新社会党員です。
今次参院選における、野党の敗北・革新政党の惨敗にあって、週刊「新社会」に指導部他の責任を追及する投稿をいたしました。掲載されるかどうか不明ですが、その投稿を下敷きに投稿いたします。
支配層も国民も「このままではやっていけない」と感じる危機のなかにあって、「言葉だけでも」「変革」を訴えたのが小泉さんでした。そして、党員投票を拡大して、小泉総裁を誕生させる「民主主義」を持っていたのが自民党でした。
それに対して、新聞での世論調査や都議選結果を無視し、国民の期待に背を向け、非民主主義・保守主義の政治を行なった野党・とりわけ革新政党は惨敗を喫しました。
かれらは、野党共闘・革新共闘さえ真剣に追求しなかったのです。
敗北は必然的な帰結であったと言うべきであるとともに、国民生活を覆っている深刻な危機を考えるとき、わが党(新社会党)をはじめとする革新政党の国民に対する裏切りとも言うべきことであると思います。
しかし、このような頓珍漢な選挙闘争を闘った、新社会党はじめ革新政党に寄せられた多くの投票を考えるとき、これを本当に大事にして再出発しなければならないと思います。
再出発にあたっては、革新各党の指導部の責任は免れません。何よりも党の体質を、徹底的に民主的なものに変革せねばなりません。
結論として、「変革」を約束した小泉自民党が圧勝したのですが、今後の焦点は、小泉政権で本当に変革が出来るのか、その変革は国民のための変革か、財界のためか、やぶれかぶれのファッシズムになるのか、ということでしょう。
わたしたちは、自らの敗北から真剣に学び、自らを変革して、財界のための変革を暴露し、ファッシズムを阻止し、国民のための変革を示して、国民の多数派の一翼としてこの変革に参加しようではありませんか。