一部投稿者による嫌煙家氏への論評があまりにも酷いので、一言申上げます。
共産党員であれば共産党公認候補に投票するよう呼びかけるのは当たり前のことです。党員にとって、それ以外の候補への投票呼びかけが許容される場合というのは特殊な例外としてのみ存在するのであり、それは個別的判断が求められる行為なのです。何の条件も付さない一般的な呼びかけとして「他党への投票をも含意した」呼びかけは正しくありません。
これは何を措くにしても党員という属性から要請される責任なのです。そんな責任など自分には無いという党員の方がいらっしゃるのであれば、その方には是非とも離党をお勧めします。「新社会党だって革新陣営だ」という議論がありますが、同党の消長には同党の党員が責任を負い、共産党の消長には共産党員が責任を負う。それぞれがそれぞれに責任を果さずして革新勢力が前進するなどと考えるのは無責任な幻想なのです。「どっちでもいい」なんてことは断じてあり得ません。
迷走する共産党よりもまじめな新社会党や良識ある無所属候補への投票を呼びかけた方が「よりまし」だと考える党員諸氏に申上げましょう。あなた方の採るべき道は二つに一つ。自ら所属する党の迷走にもはや責任を負い切れないと判断するのであればさっさと離党し、別の道を歩むことです。もう一つは、迷走する自党に投票を呼びかけつつ、その理不尽さを党員ゆえに回避し得ぬものとして背負い、さればこそ党員としての責任を持って党改革にも死力を尽くす、すなわち、どこまでも共産党員としての責任を負い切るという愚直な道です。日本共産党にまともな未来があるとすれば、それを担えるのは後者を措いて他に無い、というのが私の考えです。党の欠陥をあれこれ云々してその党の一員としての責任から逃れようとする人々に党改革はできない。そう断言致します。
P.S.
待子さん、私はあなたの「愛」から色々と学ばせて頂いてます。この発言もその一つとお受け止め下さい。