自民が優勢であったが。
考えたほどおかしな結果ではなく、まあまあ良識ある範囲での結果であろうと思え、ほっとしている。
自民の極端な圧勝では危険だ。
共産は議席を減らしたが、野党では民主、自由が議席を増やした。
タレント候補が落ちるなどよい傾向である。新聞が反小泉キャンペーンとまでいかないが、評論家など知識人の弁を多く載せ、大衆の挙動のおかしさを批判していたので日本全体として冷静さを失わなかったと思われる。
ほとんどの知識人、主に評論家は暗に反小泉、反大衆の論評を行なっていた。さらに巨泉氏を民主が担ぎ出したのが成功し良識が保たれたと感じる。
増添氏がトップ当選したが、血の気の多いお調子者らしく勢いにのって出馬し、小泉支持者的な不和雷同人間から票を得たと思う。
民主主義も危なっかしい。
他によりよいものが無いので民主主義をやっているが、ヒットラーも民主的選挙から出てきたことを考えると恐ろしいものだ。
共産党は今どき得体の知れない不気味さを今だにもっており、これでは議席の減少もやむをえないであろう。
マルクスの理論がどうしたこうしたとかでなく、現実的な共産主義を説明する力をつけねばどうしょうもない。昔の本を教条的に読んでこれを実現するんだでは、あまりに無能と言わざるを得ない。本や人にたよるのではなく、自分の頭で考えれば共産ということ自体は十分意味のある考えかただと思うのだが。
かくいう私はノンポリで常に右往左往、非主流の考えでノホホンと生きているだけではあるが。自分の道が何かあるのだろうか。今が自分の道か。昔と異なり前記のような共産も悪くないと思っている。