介護保険については私も問題点を感じていました。介護保険研究会というサ-クル仲間と共にこの問題についての疑問点、また介護保険制度についてどのように考えているか?など等を市議会議員さん達に質問書を送り、その回答を皆で読み考え、厚生省に提言書を送り勉強会を重ねました。また介護保険がいよいよ開始する前後になると、各新聞に良質のヘルパ-という言葉が毎日のように使われだしました。ヘルパ-の私はそれを読むたびにのどに骨がささつたような気分になりました。何故なら私も、私の知っているヘルパ-達も一生懸命質の高いヘルパ-にと努力していましたから。ですが登録ヘルパ-は労働者とみなされてないのです。
何の保証もなく賃金も低い中でボランテア精神だけは要求されます。身分保障と責任の感覚は一体であり雇用は使い捨てのパ-トにしておいて、サ-ビスの質だけを要求するのはおかしいと思っています。現在は仕事の合間にヘルパ-達でこの問題を考える会、特別擁護老人ホ-ムの問題等を考える会、ケアマネの会、在宅を考える会、事業者の方達の話し、等などに積極的に出かけて行き、発言もさせて頂きながら話しを聞いていくと、みなさんそれぞれが厳しい現状におかれている事がわかります。そしてこの問題は個々にそれぞれが問題提起をして手直しの提言をしていってもだめだと考えています。何故なら全てがつながっていますから。介護保険が開始されて一年以上経過しました。今、私は介護は国が責任をもって行うべきだと思います。そしてこの制度は一時凍結して見直すべきだと考えています。この点についてはサ-クル仲間でも意見が分れるのですが……たとえばヘルパ-の賃金をあげるとして財源は? になります。営利企業も儲からないと撤退をしています。福祉の分野で儲けようと考えるのがおかしいと思っていますが……また身体介護、複合、家事援助、と三種類に分けられそこでの賃金の違いが様々な弊害を生み出しています。まだまだ勉強不足でこれを読む人に叱られそうですが、はっちゃんの言うりでメチャメチャです。でもこの投稿欄に介護保険の問題が出されたのはうれしいです。やがて自分達も年をとりますし、現在、自分は若くても親が年を取ってきます。介護保険代もとられています(年金から強制的に保険料を引かれています)このお金の使い道も厳しく見ていかなければなりません。他に大変な問題が山済みですが関心がうすいのも気になっておりました。