投稿する トップページ ヘルプ

一般投稿欄

社会体制と精神構造

2001/8/18 jin、30代、会社員

 部落解放同盟の親戚さんへ

 あなたは浩二さんの

>日本共産党はしかし、これをくつがえそうというわけです。ならば、「利潤第一主義ではない社会」で生きる人間の儲けたい、利潤を得たい、人よりいい生活をしたい、人よりいい思いをしたいという欲望を、いったいどうするおつもりでしょう? それとも、日本共産党のいう「利潤第一主義ではない社会」に生きる人間は、儲けたい、利潤を得たい、人よりいい生活をしたい、人よりいい思いをしたいという素朴な欲望を「超越した人間」だとでも言うのでしょうか?ならば、そういう「超越した人間」はどのように生まれるのでしょう?

 という問いかけに対して

>階級社会でなくなれば、そのような欲望は不要になります。
 すべての人が生活に困らなければ、他者と競争して金を得る必要もありません。階級社会特有の現象なのです。

 と答えておられますが、私も以前はそのように考えていましたが、それはあまりにも単純な話ではないでしょうか? 「生活に困らない」状況というのはどういう状況を指すのでしょうか。いま多くの人は食うには困っていませんが、競争は存在します。では、仕事も何もしなくても食うに困らない状況が生活に困らない状況なのでしょうか。しかし、物を生産する必要がある以上はそんなことはありえません。
 また、資本主義である以上は利潤第一主義となるというのであれば、どうやって、国民が階級社会でない社会(社会主義?)を望むことになるのでしょうか? つまり社会主義にならない限り、利潤第一主義がなくならないのであれば、どうやって社会主義が実現するのでしょうか? それが私には理解できません。
 資本主義社会においても、儲けたい、利潤を得たい、人よりいい生活をしたい、人よりいい思いをしたいという気持ちを超越でき、社会主義を望む精神状態が国民に生じることを示さないと浩二さんの問いに対する答えにはならないと思います。