こんばんは。
平山様、はじめまして。
「保守」の地域経済分科会です。
私自身はソビエトや中国、北朝鮮やキューバ、民主カンボジアは全面的に否定しています。
また、戦前の日本は「天皇制スターリン主義」であり、今の朝鮮は「天皇陛下万歳」が「金日成首領万歳」に変っただけと愚考しております。
小林よしのり君は、そんなに御国の為に働きたいなら北朝鮮に帰化すれば良いのです。さすれば、シベリアに送られてたんまり御国の為に(債務返済)働かせてくれますから。(なお、朝鮮民族を蔑視する者では絶対にありません。あらゆる差別は「反動」であり、反対するのは当然です。)。
冗談はともかくとして 貴方のいつも経済問題などに関する投稿は興味深く読ませて頂いております。
私の信条である「保守」の立場からも、ふむふむと、納得させて頂いております。消費税廃止問題などそのとおりです。
だが、平山様、貴方の靖国神社参拝肯定論だけは納得行きません。いや、やむを得ないかもしれない。なんとなれば、これは、往々にして陥りやすい罠だからです。
靖国神社は、お墓参り文化で片付けられる代物ではありません。実際に私は、元々自民党支持者ですから、何度も参拝した事があります。資料館へ寄ってみましょう。まさに、日本のした戦争の徹底した美化です。
旧海軍の使った武器。特攻隊を美化した展示の数数。
その裏側で何が行なわれていたか。虐殺。戦略爆撃も日本軍が始めたのです。重慶爆撃で。強制連行の労働者は広島で長崎で、殺された。
そして平山様、あなたの先輩の日本共産党員の方々は身を挺して侵略戦争に反対したばかりに大変な弾圧を受け、小林多喜二をはじめ多くの犠牲者を出したのです。
どうして、こんなことを、「保守」である私が申し上げねばならないか、大変残念です。
日本がやったことは「保守」ですらない。そして、それを肯定しつづける連中も真の「保守」とは言えません。ドイツのコール首相も「保守」です。しかし、A級戦犯を復活させるのは「保守」でさえなく「反動」です。
アメリカによる一方的な裁判だった、というのもそれはそうでしょう。アメリカの残虐行為は裁かれていないと言う問題は重大です。
だが、日本がやったことが免罪されるわけではない。あいつが強盗殺人をやったから俺は強盗傷害くらいならやっても良いと言うのなら大きな間違いです。
戦前の日本の国のあり方。これを自ら問いなおす事が重要であると愚考致します。下手に弁解することは、結局直視することを避けてしまいます。
道理のない戦争は破綻する、こう信じて戦った先輩方に恥ずかしいとは御思いにはなられませんでしょうか? 私が支持していた自民党の先輩は大政翼賛会に参加した。日教組やA新聞、解放同盟の人たちが支持する日本社会党の先輩だって、むしろ真っ先に解党してしまった。
広島へおいでください。市内の某所には戦争の勝利を祝って建てられた「タカの銅像」がありますが、戦後、いつのまにか「平和塔」に書きかえられてしまって放置されています。こういうことをして過去の歴史を隠蔽してきたつけが、今あらわれているのかもしれません。
どうしてそういうことになったのか。中国や韓国に言われたからではなく、自ら問いなおす事が、今後の日本の将来のためになるのではないでしょうか。
いまや小泉内閣は、経済面では19世紀資本主義への「反動」、政治面では天皇制スターリン主義への「反動」の道を驀進中です。もはや保守勢力は存在しません。
いわゆるリベラル派も政治「保守」、経済「反動」であり、あまり「反動」と変りはありません。ますます戦前の国とはどうだったかを考えるべきでしょう。
経済面で「革新」でありながら、靖国問題で「反動」と通底する御考えとはどういうことでしょう。
もちろん、不破先生や志位先生と考えが一致する必要はありませんが、「革新の大義」が大枠では守るべきです。
私は、失礼ながら、貴方のような御考えの党員が少ない事を願ってやみません。もし、そういう御考えの党員が多いなら私が「極左過激派」のレッテルを貼られ、弾圧される日も遠くはないでしょう。恐怖さえ覚えます。