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比例代表は拘束名簿で

2001/8/11 部落解放同盟の親戚、貧乏院生夫

 「さざ波通信」の提案する選挙制度に反対します。

 たとえ政党名を記入したうえで個人を選んでも、本質的には現在の制度と何も変わりません。「さざ波通信」の提案する選挙制度では、せいぜい馬鹿なタレント議員が減るだけで、業界団体や宗教団体の動員による自民党選挙は崩せないでしょう。また民主党に関しても、「組合員の利益を守るため、組織内候補を当選させなければならない」という組合ダラカンの締め付けが容易になります。

 「さざ波通信」最新号が正しく指摘しているように、非拘束式は保守政党にとって実にうまい選挙制度です。(「さざ波通信」最新号が指摘していない点として、公明党との連立に反発する宗教票や日本遺族会票を逃さないための制度という点を付け加えておきます。)この制度の害悪をなくすためには、拘束名簿以外にありません。

 拘束名簿の利点として、各党の立場が鮮明になり、自民党型のあいまい選挙を許さないことができ、選挙戦で諸階級の関係が分かり易くなるでしょう。

 順位の決定に関しては、各党が予備選挙を行うなどして対応すべきです。

 拘束名簿の場合、自民党は後退し、共産党、自由党などは得票を増やすことになるでしょう。

 衆参両院とも、全国一区の拘束名簿比例代表制を基本とすべきです。ただし各党の判断で、ブロック別や都道府県別も選択することができるものとします。
 (選挙制度板の開設を要望します。)