読者の多くは知らないかと思う。このホームページの一般投稿欄と有田芳生さんのホームページを縦断して、ちよっとした論争というか喧嘩というか非難合戦に似たやりとりが生じている。
発端は私にある。有田さんを戦後社会主義運動史に残る10人にいれたことに、「仮初人」さんと有田さんとの間で応酬が続いた。こまかな内容とそれが妥当かをここでは反復する場ではない。問題の背景について小論を述べたい。
有田芳生さんは共産党の前進と発展を願い、無党派と共産主義者との対話や幅広い要望意見を載せた書籍を企画刊行した。それが共産党の組織論と抵触したのか、除籍された。これをどう見るか。
そのことを前進への契機と見るか、党破壊と見るか。その視点の違いが根本にある。私は古在由重さんを尊敬している。それゆえ有田さんや川上徹氏も同じ地平線で意義を感じている。