投稿する トップページ ヘルプ

一般投稿欄

靖国問題について

2001/8/8 怪獣博士INなみふく

 今、話題になっている靖国参拝問題は、良心のある人は誰でも考えていなくてはならない事だと僕は思っていますので、書き込みをしてみました。
 2001年8月6日(月曜日)のニュースステーションによると、自民党の野中元幹事長(橋本派)が生出演して、「32万人の戦死者が出た戦争に、責任者を取るものが誰もいないと言うのはおかしい。」と、小泉首相の8月15日の靖国参拝を思い止どまるように述べていました。A級戦犯の合祀されている事を、昭和天皇自身も、「日本の平和を損ない危うくした者に遺憾の意」を表し、197X年以後、参拝にいかなくなったのでは?と述べられていたのですが、ビデオの録画をしている人は、定かではないところについては、情報の補足をお願いしたいと思います。
 靖国問題が、ここまで、21世紀初年度にクローズアップされた事は良い事でもあり、知識的に歴史的に、深く考えなくてはわからない事、ただ単純に、「中国、韓国の外圧に屈するべきではない、戦争は、もう終わった事、遠い過去の事だから、神であるのだから日本古来のものだから疑う事そのものがおかしい」と謂うのでは問題の焦点がわからずにあったので今が出発点ではないかと考えています。
 昭和天皇さえ遺憾に思っていたとしたなら、もう、右翼や盲目的日本人さえ考え直さなくてはならない事ではないだろうか?と僕は、考えているのですが、読売新聞では、靖国参拝に賛成派が上回り、朝日新聞では、反対派が上回っているとの事ですが、この情報源によって全く異なった結果となるのだから、熟慮しなくてはならないのかも?とも思っているのです。
 TBSラジオディキャッチの宮台真司氏は、「ハンセン病の時と言い今回と言い、シナリオを書いている人がいるようであるし、パターンが見えてきました。ぎりぎりで、小泉首相の政治判断で取りやめるのでは……?」と述べていたのですが、冷徹に国益を追求するのが、真の右翼であると謂う持論の宮台真司氏の憶測が、本当に当たるのかどうかは、現在では、ごぶごぶではないかと考えています。しかし、「朝まで生テレビ」にて、カンサンジュン氏の言う様に「名誉ある撤退」によって、遺族会等々からは、批判されても、「聖域なき構造改革」を支持している人々からの支持率は、寧ろ、上がるのではないだろうかと僕も考えているので、「聖域を取り除く」事には期待があります。
 又、「日本国内の問題であるから、外国からとやかく言われる筋合いはない」と謂う意見には、僕は、反対です。何故なら、国家神道は、一日本国民である僕自身の信仰する宗教ではなく、日本人僕自身の選択としてあるのではなく、押し付けとしてもあるからです。信教の自由を保証した現代の判断材料は、憲法であったり、国際関係であったり、歴史認識であったりしているからです。もし、家の問題であるから、幼児虐待でも、ドメスティックバイオレンスでも、放っておいてもらいたいとの考えの父がいたとしたなら議会も憲法も、刑法も、何ら必要がないものとなってしまうのではないかと僕は考えています。
 話は変わりますが、更に、石原都知事も推す「新しい教科書」が、まず、公立の養護学校にて、採択されたと謂う昨日の報道には、右傾化する日本の危うさを感じていたのは僕だけでしょうか?
 皆さんの良心宣言と心守歌に期待しています。

 「朝まで生テレビ」靖国問題8月4日放映を幾度か見ました。論点を整理して、記録保存していく事が必要だと僕は考えています。