池田靖氏の投稿中にある、「志位が連合と会談」という箇所を読んで、驚くと同時に最近の私の組合内で耳にした、新しい労戦統一の話が関連づけられ納得もできた。
というのも、私が属する組合は全労連傘下にあるが若い労働者がこの数年全く加入してこないので、このままでは組合が消滅してしまうのではないかとの危機感が強い。
ところが、組合の活動内容は選挙活動ばかりである。しかし、都議会選、参議院選と大敗北続きで組合の明日が全くみえないし無力感があふれている。展望がないのである。
連合などとともに新しい労戦統一をということが一般組合員の知らないところで語られはじめているらしい。そういえば、以前はあれだけ激しかった連合批判も最近はないし、連合組合員との要求での一致点の模索が語られることすらある。
労働戦線が別れ、そのため職場内で組合が分裂していることは良くないこととは思うが、それでは10年程前に統一労組懇から全労連の結成をどう総括するのか。
嘗ての総評へのなだれ込みの様な事が繰り返されるのだろうか。とするならば、我々労働戦線にとっても失われた組合運動の10年となるだろう。
そして、その責任は宮本顕治の死とともに彼にとらすつもりなのだろうか。
なにも信じられなくてとても虚しい気がするこの頃である。