はじめておたよりします。25年間党員でしたが、この度離党しました。
離党理由を一言で言えば、民主集中制が形骸化していて、党員として党に参加しているという実感が持てなくなったからです。党員なのに、党の中で何が話し合われているのか全くわからず、決まったことをただ実行するだけでは、喜びや連帯感が感じられませんでした。といって、共産党に力を持ってもらわないと、日本の未来に光がなくなるとの思いは消えてはいないので、新聞を配ったり、ビラを配ったりなどの活動は続けています。
長い間悩みました。この気持ちを共有できる仲間もなく、周りにいる党員は党中央に絶対的な信頼を寄せているひとばかりで、批判的、相対的な見方をするひとは一人もいませんでした。自分ばかりが特別のような気がしてきて、だんだん居心地が悪くなりました。もう少し早くこのサイトを知っていたら、別の選択もあったかもなどと考えています。
今までいろんな意見があるときは、直接党中央にメールを出しておりました。支部では全く議論ができなかったからです。しかし、言いっぱなしで、討論のない一方通行は空しくなります。だんだん意欲がなくなって発言しなくなっていったように思います。わたしは、共産党の体質は自民党以上に密室的で保守的だと感じます。この点を改革しないと国民政党にはなれないでしょう。
今は、「党員なのに確信が持てないというしろめたさ」から解放されて、むしろすっきりした気分です。これからは、一支持者としてできることをコツコツとやっていこうと思っています。