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知(ちから)、40代、団体職員さんへ

2001/9/29 きくちゃん、50代、会社員

> 一生孤軍奮闘して、孤塁を守ったが、ついに多数者にはなれなかった。やがてみんなで頑張ったけれどやはり多数者にはなれなかった、という時代が間もなくやってくるのではないでしょうか。

 きっとそれは1947年以降生れの団塊の世代の人々が高齢となる時代に違いありません。党中央が、1970年代の遅くない時期に民主連合政府を樹立しようという方針を掲げましたが、結局実現しませんでした。わたくしが知っているかぎりの30数年間というもの、共産党中央はいつも自分達の路線の正しさを吹聴し、活動に熱心な党員を馬車馬の如くに走らせてきました。活動に不熱心な12条党員が支部組織には相当数存在し、支部員総数に加えられてきた長い歴史がありますので、支部総会を成立させるのも一苦労だし、上級組織の会議で希望観測的に過ぎない拡大目標それも12条党員の数も含めた人頭割で拡大要請されて、支部長は仕方なく呑んでしまうという悪癖が横行していました。だから当然、拡大の自主目標なんて言ったって、実体は上からの要請に過ぎないので、拡大目標も単なるお題目と化して、ほとんどの支部は目標を達成させることができませんでした。しかしそうした中でも先進的な活動家と言われた支部の積極的な党員は一生懸命にへとへとになるまで拡大に努めました。居住支部では赤旗配達。集金の日常的な活動に困難を生じていました。それでも1980代には党中央からどぶに捨ててしまうほどの膨大な量の全戸配布ビラが年がら年中支部に降りてきました。常任活動家の給料の遅配があるって言うのに、そんなことは全くお構いなしの党中央の判断です。これによって真面目な活動家はズイブン疲弊しました。ひとつには配布人数の不足によって、二人分、ときとしては三人分の量の全戸配布を先進的な活動家はしなければならない状況にあったこと、もうひとつは紙爆弾と呼ばれた全戸に配布したビラを果たして読んでもらっているのかどうか、ほとんど反響がなかったこと、(「命令されたことをやれば良い」というような指令型・命令型の配布スタイルに精神的心理的に疲れてしまった党員もいた)みっつめとしては、ただ配れば良いと言うような全戸配布のビラ内容を党員自身が読んでもいないこと、などなど頻繁な全戸配布は党員の疲弊を誘ってしまうとわたくしは思えるのです。最近、支部や党員の現実に合わせて活動内容の改善が図られているようですが、十年二十年と同じように党員へハッパをかけてもそうそう簡単に踊らなくなるのは当たり前です。党中央への忠誠心、従順な態度と言うものを党員自身が克服し、「正しい路線」という共産党的錯覚(迷妄状態)に一日も早く気付いてゆくことが大切だと思います。じゃないとホントに高齢化現象を迎えている共産党の組織の維持さえ不可能となってくる日がやってきてしまうでしょうね。