湾岸戦争の轍を踏まないようにという意見がある。轍を踏まないようにするために、経済支援だけでなく、今度は軍事支援までせよと言う。
しかし、それは、湾岸戦争から何も学ばない愚か者の意見だと言わざるを得ない。湾岸戦争は、「正義」に名を借りたアメリカの帝国主義戦争であり、百万人規模の一般市民を虐殺したとも言われている「人道」にも「民主主義」にも反するトンデモ戦争である。
アメリカは、今回も、その湾岸戦争と全く同じことをしようとしている。すでに、「正義」の仮面は装着した。あとは、中東の石油利権確保のために、軍隊を派遣して一般市民を虐殺しながら「テロリスト」を制圧すれば良い。
湾岸戦争の轍を踏まないようにするとは、このようなアメリカの軍事行動に加担せず、アメリカの軍事行動に対する経済支援も一切行なわないことを言うのである。