ニューヨークとワシントンでのテロについて
2001/9/13 菅井 良、40代、自由業
ニューヨークとワシントンで起こったテロについていくつかの意見を述べます。
- テロ戦術は正しくない。理由は編集部S.T氏と同じです。
- 政治的背景には、イスラエルによるパレスチナ人の支配が出口のない閉塞を生んでいることがある。アメリカはそれを支えている。
- アメリカはヨーロッパ、日本などとちがい、第2次世界大戦などで国土を戦場にしたり、無差別爆撃を受けたりすることがなかった。南北戦争の内戦以来だと思う。テロの規模は大きいが、それ以上に心理的影響はきわめて大きいと考えなければならない。
- テロリストを捕まえて裁判にかけて罰せよ、ではなく、他国への武力行使を意味する、報復を、とのブッシュの発言は過剰反応であり、危険である。
- 真珠湾では日本はアメリカに宣戦布告したのであり、戦争したが、この場合のテロはどの国も宣戦などしていない。一様にテロに反対している。これは戦争ではない。もし、戦争を始めるとすれば、それはブッシュ大統領が始めるのである。
- 日本政府は、アメリカ人の当然な過剰心理に理解をしたうえで、冷静な対応をこそ求めるべきである。ところが、小泉首相は世界のどの首脳もまだそんなことを言っていないのに、報復を支持しているが、軽率である。戦争のお先棒をかつぐ行為である。
- 共産党はその方向を含んだ、意見を発表していたので、期待したい。
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