共産党が労働時間短縮の取り組みについて力を入れ始めていますが、時短主義者のひとりとして歓迎します。
そもそも8時間労働制のスローガン自体が、レーニンの時代のものであるのに、生産力が当時に比べて爆発的に向上しているこの21世紀にいたっても、私たちは連日の残業を強制されています。
本来あるべき社会では生産力がアップすれば人間の労働は楽になって当然です。資本主義社会では相対的剰余価値というかとにかく資本家の利害に関与することなので、忍耐強い努力が必要になります。
そこで共産党に対する希望ですが、具体的努力目標を数値で表してほしいと思います。
第一に、サービス残業をさせている企業をリストアップしてデータ化する。第二に残業を減らすために、割増賃金率をアップして残業自体を割高なものにする。第三に法定労働時間をドイツやフランス並にすることなどを数値目標としてあげてほしいと思います。
かつて実現不能と考えていた40人学級が施行されて久しく、30人学級への試みがはじまろうとしています。労働時間の問題でも週40時間制が不完全ながら曲折を経て実現され、次はどうするかが重大問題といえるでしょう。