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給料のダウン

2001/9/8 次郎

 なぜ給料のダウンを主張しているか。

 だれでも高い給料を欲しい。私も雇われ人であるから給料は高いほどよい。
 しかし、現状は前回に投稿したようにあまりに高い給料の平均値になり、アメリカよりも給料が高い。おそらく世界一給料が高い。

 したがって現在の世界レベルでの競争に勝てない。たとえば中国では月に5000円とか1万円で働いてもらえる。日本で10人雇えるお金で200人~400人も雇える。したがって製造業は皆、中国へ工場をつくり、日本での製造は極減している。
 自分の周りの製品、衣料をみればわかりますが、皆、中国製です。

 このように、高い給料も行き過ぎれば仕事がなくなるし、おかしな社会になってくる。人間としての労働をしなくなってくる。
 環境の破壊も進む。あまりの工業社会の発展はのぞましくない。
 さらにおかしなことに、これだけの給料なのに仕事のし過ぎで過労死する人さえいる。社会がおかしくなってきている。

 欲望はある程度でおさえなければならない。個人では難しい。社会としてのプランが示されるべきでしょう。

 今どきディスニーシーなどを、自然の立派な海岸を埋め立ててつくっている。おかしなことだ。自然の海岸のほうがはるかに、楽しい。また貴重なものだ。15000人がつめかけたなどと騒いでいるが、野球は 5万人をあつめる。たいした数ではない。そのうちつぶれるでしょう。
 埋め立てられた海岸には貝や海草や小さな生物や魚やいろいろな数の非常に多い生物が生息していたことに思いをいたさなければならない。それらを人間は一気に埋め立ててしまい。遊びの施設をつくってよろこんでいるのだ。たとえばディズニーシ-も必要の施設かもしれないが、それら生物への供養塔ぐらいはたてて彼らの死を代償としたことを人間として銘記していかなければますます人間はおかしくなっていく。
 埋め立ては、必ず供養塔を作るなどの社会的習慣が必要になってきている。

 話が脱線しましたが、この様におかしくなったとき、なんでもそうだが進む、退くが自在にできなけらばならない。今の給料のシステムは上がる方向しかなく、状況に応じて下げるシステムがなければ会社はつぶれるだけで、働く場所がなくなるということでしょう。
 私は雇われ人の立ち場ですが、何でも給料があがりさえすればよいとは考えていません。
 自分の力量に応じた給料がもらえればよいのです。自分の仕事の結果に対応した給料がもらえればよいのです。どの程度が適当かわかりませんが、あまりにおかしな額は不要なのです。