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おやじの感傷で国策を誤るな

2001/10/1 うさぎ、30代、労働者

 NYでハートブレイクだとか、対米従属なのに中国が脅威だなどと、被害妄想をいた゛く政治家が多くて困ります。こういうのは私小説的だと思います。日本の中国侵略やソヴェトの粛正を小説にした石川淳のようであるべきです。
 国策に対しても自国文化に対しても自信がなく、主観的なのだと思います。テロに対して、法と理性で堂々とやるべきでしょう。国際的な労働者階級の一員である日本の労働者は、国連憲章、それに沿った我が国憲法、労基法、労働安全衛生法、就業規則をよく読んで、具体的に実践すべきです。
 加藤周一は古在由重との対談で、「私小説は嫌い。批林批孔運動とは何かと言うことに比べたら、たかが一人の男の心理なんてとるに足らない」と言いました。テロの犯人は誰か、犯行の動機は何か、どうしたらテロを防げるのかと言うことをやらずに、仇討ちに助っ人するんだではだめです。
 日本文化にも危ういところはあるけれど、絢爛豪華、深くて理性的なものが主流です。石川淳は蕪村の名画について描き、林美一は艶本(えほん)について名文をものしました。
 自民党も民主党も後ろ向きで、共産党、赤旗は正しいと思います。でも、みんな同じことを言って自分の頭で考えないとだめです。赤旗はまともで浮ついた記事はないのですが、上からの口移しはとばして読んでいます。犯罪被害者への理解と理性的な対応が必要です。