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21世紀あるべき思想の道標

2001/10/2 きくちゃん、50代、会社員

 10月2日、「酔醒漫録」では一橋大学の加藤哲郎さんの論文を紹介。加藤さんはその中で戦後思想の巨人、丸山真男氏の「民主主義思想」にふれ、そして「現代社会の情報戦」について自説を展開。
 加藤哲郎さんのページ

 加藤さんの言葉を受けて、有田さんは、続けて、こう断じている。

「仮想敵」をもたない「非暴力・寛容・自己統治」の政治への習熟だ。これはあらゆる政治組織が抜け出しえていない未踏の課題。

 21世紀の運動の原点ともなり得る表現をこんなに簡潔にして明瞭に表現し得るなんて、有田芳生さんって、コトバの魔術師か。
 もし、我々が生き残ってゆける方法があるとしたならば、
「非暴力・寛容・自己統治」の政治への習熟、
「非暴力・寛容・自己統治」の運動への習熟、
「非暴力・寛容・自己統治」の思想への習熟、
 この方法こそが一番確実で現実的なのかも知れない。

 ジョン・レノンがイマジンで表現した世界、これをさらに突き詰めたコトバと論理その世界観、仮想敵をもたない「非暴力・寛容・自己統治」これって、人類共通のコトバになり得るとわたくしは直感したね。

 仮想敵をもたない「非暴力・寛容・自己統治」なんて、凄い、嬉しい、感動的な、優しいコトバだ。
 ガンジーの非暴力不服従運動から「非暴力・寛容・自己統治」へと意識や論理や理念の発展。
 憲法9条の精神にも合致するし、東洋哲学にも相通ずるし、もしかすると多くのアジア共通の理念になり得るのじゃないか。