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志位衆院議員の質問(10/2)と小泉首相の「あきれた」漫才?

2001/10/3 とんび、40代、医療専門職

 10月2日の衆議院本会議における志位議員の代表質問と小泉首相の問答を「しんぶん赤旗 10月3日付」に見る限り、漫才のような論議につき双方にあきれはてました。共産党委員長でもある議員の質問としては、半ば失望感をぬぐえません。以下箇条書きです。

  1. 米国による報復戦争に対して「憂慮」は表明しても、明確な反対をしない両者。
     →この期に及んでも、「米国への内政干渉」はしたくない?
  2. 国連が主体となるなら軍事介入をも必要視する(?)質問者。
     ー志位氏「身柄引き渡しを拒否した場合、国連が主体になって、強制措置を含みながら、可能なあらゆる手段を行使することも必要」ー
  3. テロ事件を「国際社会全体への攻撃」と認定した志位氏。
     →国連主体なら戦争も仕方ない? 前記①の奇妙な「憂慮」との両立は?
  4. 「国際法上の根拠」があればこのテロへの軍事介入や戦争も可能、というのが志位氏の主張?
     →この土俵に乗ってしまったため、国連安全保障理事会1368決議の解釈論に矮小化され、小泉首相答弁による解釈が固定の恐れもある。
  5. 志位議員の「報復戦争法案中止要求」にはとんびは賛成。
     →志位氏の論法は憲法の曲解や特に新ガイドライン法の拡大解釈による「後方地域支援」「医療、輸送・補給等の支援活動」については、容認ともとれます。志位議員は、医療・運輸(特に地方自治体関連)の苦しい状況をどの程度ご存じもしくはご配慮なのか。

 今回の問答に、双方につき、あきれた漫才を感じたのはとんびだけでしょうか?
 ぜひ、10月3日付しんぶん赤旗の4面(小泉氏の答弁),5面(志位氏の質問)を熟読され、ご判断をお勧めいたします。私と違う意見も歓迎です。言論の自由と平和を守るのが、テロを封じる最大の力と思っていますので。