マスコミは、アメリカ軍が「誤爆」したと連日報道している。
しかし、それはおかしくないか。「誤爆」とは何だろうか。
ピンポイント攻撃などと言っているが、レーザー誘導弾GBU12でも、半径9メートルの外に半数が着弾するという(朝日新聞10月29日朝刊3面)。まして、B52が夜間に対空砲火を避けて爆弾を落とすとなると、当然にかなり不正確なものとなるだろう。現に、そのような米軍の爆撃によって湾岸戦争では何万人もの一般市民が殺されたと言われている。
このような空爆によってアフガンの一般市民が殺されている事態を「誤爆」というのは欺瞞ではないか。
誤爆とは、誤って、つまり、過失によって爆撃したということであろう。しかし、一般人に被害が生じることは、前記のような事実からすると当然に予想できたことであり、それにもかかわらず敢えて行なった空爆の結果一般人を殺した米軍の行為は、紛れもなく故意の殺人罪である。
この米軍の殺人行為を「誤爆」と報道するマスコミは、アメリカ帝国主義とそれに追従する日本国政府の意に添って国民を欺く役割を果たしていると言わざるを得ない。
マスコミは、速やかに「誤爆」報道を改めるべきである。